2017.01.31
未利用資源を活用する「かつらぎスマートコミュニティー」実現に向けた調査
農山村型のスマコミモデルができました。ベース電源は小型木質バイオマス発電で花園村エリアは、再生可能エネルギー100%が可能ですが電力系統が接続不能。
現在かつらぎ町内の木材は366万m3あるが年間出荷が4,000m3と0.1%しか利用されていない。さらに毎年木の生長が1~2%あるためその成長量も切り出せていない状況。林野庁の林業ガイダンスにも参加しましたが、若い林業家が一所懸命育てて出した木をその地域でAB材は建材として、CD材は燃料材として出せるバランスのとれた商流、制度を作らないと山林は荒れ放題。
電力網の接続問題も 基本的に木材のある山林は電力網が弱い。
このため2MW以下の小型のバイオマス発電など地産地消のベース電源であるため優先的に接続する、もしも電力制限が必要な場合は制限期間分、買い取り期間を延長するなどして補填する制度を作ったり、グリッドから独立するシステムを開発しないと 山は荒れ放題で日本のエネルギー自給率も低いまま。
今回これらのことが明らかになりましたが他の農山村でも同じ問題を抱えます。
早急に制度改正など期待したい。折角の調査事業、絵に描いた餅とならないように
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